ほとんどのリーダーは権限委譲に苦労しています。
彼らはまた、自分自身と周囲の人々をベストな役割に昇格させることにも苦労しています。
リーダーが認識しているかどうかにかかわらず、「権限委譲してレベルアップ」®のツールをマスターできないことは、会社の収益に影響します。
権限委譲とレベルアップを怠ることには実際にコストがかかっており、その総額にあなたは驚くかもしれません。
何を権限委譲するかの決定
誰もが自分の得意分野や個人的なコアフォーカスで機能する自然な才能と能力を持っています。
(あなたのコアフォーカスを見つける方法のチュートリアルはこちらです。)
まず、あなたが時間を費やしているすべての活動をリスト化してください。
次に、「権限委譲してレベルアップ」ツールを使用して、あなたがそれらをどれだけ好きで、どれだけうまくできるかに基づいて、全ての活動を4つの象限に分類します:
- 大好きなこと/とても得意なこと
- 好きなこと/得意なこと
- 好きではないこと/得意なこと
- 好きではないこと/得意ではないこと
これであなたのリストができました!
あなたの目標は、できるだけ多くの時間を上位2つの象限(大好き/好きなこと)で過ごすことです。
そのためには、他のいくつかのことをあなたの担当から外す必要があります。
「好きではない」カテゴリー(下段)から1つ選びましょう。あなたはどこで時間を無駄にしていますか?
収益への影響
エクササイズをしてみましょう。
手放したいと思ったその1つの活動に毎週費やしている時間を見積もってみましょう。
ここで5分、あそこで30分だけかもしれませんが、代わりにもっと楽しめる活動にもっと時間を使う機会を逃しています。
そしてそれはあなたとビジネスにコストと負荷をかけています。
私が経営チームとこの演習を行うと、「ちりも積もれば山となる」を体感することだできます。
例えば、6人のメンバーがいる経営チームでは、各人が好きではなく得意でもない1つのタスクに費やしている時間を合計すると、毎週平均約7.5時間になります。
計算すると、それは毎年約9週間の生産性の損失となり、約187,000ドル(約2663万円)のコストになります!
よく考えてみてください。
それは実際のお金です。
誰を昇格させるかの決定
これがあなたの経営チームなら、その9週間を毎年より良く過ごして欲しいと思いますよね?
ということは、下位象限のタスクを彼らの担当から外す必要があります。
では、あなた自身のことに戻りましょう。
担当から外すと特定した1つの活動についてです。
この活動が満たしているビジネス上のニーズと、それが最も効率的な方法で行われているのか?
について考えてみてください。
このタスクは自動化できますか?
それを続ける必要がそもそもありますか?
よく、私たちは何かの作業が習慣化し、なぜそうしているのかが分からなくなっていることがあります。
「いつもやってきた方法」は起業家的企業にとって致命的です。
このタスクを自動化または無くすことができない場合は、「誰か」を探し始める時です。
このタスクが、個人的なコアフォーカスに入っているチームメンバーはいませんか?
または採用できませんか?
あなたが本当に嫌いなことだとしても、どこかに喜んでこのタスクを行う人がいます。
あなたの「誰か」を見つけたら、すぐにタスクを渡してください。
この効果は絶大です。チームはとんでもない価値を得ることができます。
再評価
人間は変化するものです。
だから、一度このエクササイズを行ったからといって、永遠に終わりではありません。
次の四半期にも、「権限委譲とレベルアップ」ツールであなたのタスクを再評価し、担当から外す別の下位象限のタスクを選びましょう。
そしてそれを毎四半期繰り返すのです。