2人のオーナーがいる場合、どちらがビジョナリーでどちらがインテグレーターになるか、どのように決めるのでしょうか?
「Eenie-meenie-miney-moe」やじゃんけんで決めるわけにもいきません。
誰がどの席に「座る」べきなのでしょうか?
良いお知らせがあります:シンプルです。
そして、EOS® がその手助けをしてくれます!
アカウンタビリティチャートt® を会社の未来に合わせて構築する
「EOS で経営する™」企業になるとき、まず6〜12か月先の会社の将来のニーズを念頭においてアカウンタビリティチャートを構築します。
その上で、正しい人を正しい席に配置します。
EOSでは、オーナーが必ずしもビジョナリーやインテグレーターである必要はないとされています。
手を動かす仕事が好きなオーナーもいれば、リーダーシップの役割を誰かに任せたいと考える人もいます。
それは素晴らしいことです!
そのようなオーナーには、リーダーシップ業務を手放す代わりに、その専門分野で引き続き活躍してもらうべきです。
もしオーナーのどちらか、もしくは両方がビジョナリーやインテグレーターの席に適していない場合、他に適任者を見つければ良いのです。
シンプルですが、それが必ずしも「簡単」であるとは限りません。
オーナーの座は…
多くのオーナーは、自分たちがビジョナリーやインテグレーターになるべきだと考えがちです。
EOS®の導入を開始し、『Rocket Fuel™』(ロケット燃料/ビジョナリーとインテグレーターのコラボレーションのこと)やアカウンタビリティチャートのトップに位置する2つの役割について学ぶと、自然とそのような役割を自分たちが担うものだと思い込むことがあります。
例えば、「自分がこの会社を立ち上げたんだから、ビジョナリーの席に座るのは当然だ」や「細部を管理できるからもう1人のオーナーはインテグレーターの席に座るべきだ」という発想です。また、オーナーとして自分たちがトップにいるべきだと考えることもあります。
場合によっては、前の世代も同じように会社を率いていたから、自分たちもそうすべきだと感じるかもしれません。
多くのオーナーは、それがビジネスのやり方だと思い込んでいるだけです。
よくテレビでもそうした例が描かれています。
私のお気に入りの番組のひとつは『Restaurant Im
そして、彼らはビジネスが自分たちを支配するのを許してはいけないのです。
家族の絆に縛られる必要はない
家族経営の場合、特にオーナーにとって、ビジネスを直接運営しないというのは非常に謙虚である必要があります。
ある家族経営の会社で、2代目の長兄がオーナーだった例を知っています。
彼は生涯ずっと、いつかビジネスを運営することになると言われており、実際に15年以上その役割を担ってきました。
彼と兄弟がEOSの導入を決めたとき、最年少の弟がインテグレーターとして最適だということが明らかになりました。
彼はアカウンタビリティチャートを見て、それを理解しました。
そして、ビジョン・トラクションシート® を完成させたとき、会社を10年先の目標へと導くには自身にそのエネルギーがないことを悟りました。
それは目の前のホワイトボードに書かれていたのです。
長兄は初めての四半期ミーティングで席を降りました。
経営チームに、自分がインテグレーターとして務めるよりもマーケティングを担当する方が適していると伝えました。
その決断には謙虚さ、誠実さ、そして組織の利益を最優先に考える姿勢が必要でした。
彼のエゴは、その場にありませんでした。
オーナーの役割を知る
最終的にビジョナリーやインテグレーターの席に座ることになったオーナーは、自分が誠実であることを確認してください。
その役割が本当に自身の「パーソナル・コア・フォーカス」と一致しているのかを正直に振り返り、その席に座ることが組織にとって最良の選択かどうかを考えてください。
自分の適正がわからない場合、『Rocket Fuel™ Crystallizer Assessment®』を受けて話し合いを進めるのも良い手段です。
また、ビジネスが成長し発展していく中で、ビジネスのニーズも変わり、自分が適任者でなくなる可能性があることも理解しておきましょう。
これが短所だというわけではありません。
成長し続ける中で、自分がその席に座ることを望まなくなるかもしれません。
重要なのは、自己認識を持ち、経営チームからのフィードバックを受け入れることです。
そして、常に常に、組織の利益を第一に考えてください。
「Eenie-meenie-miney-moe(どちらにしようかな)」の方法は、昼食の場所を決めるなど、別の重要なことにとっておいてください。