アカウンタビリティチャートⓇ上で一人でも部下がいる席には、優れたリーダーシップとマネジメントが期待されます。
10年以上の経験を持つ優れたリーダーおよびマネージャーとして自負している人でさえ、個人と組織全体の最善の利益を同時に追求することを難しく感じる場合があります。
中には、組織全体と個人は利害が相反するため、同時に貢献することはできないと言う人もいるかもしれません。
私は、これは検討に値するよくあるビジネスの誤解だと思います。
より大きな善(組織のビジョン実現)にどう貢献するか?
EOSではこう考えます。他者への貢献をどれだけ上手く行えているかを測る基準は、常に組織の長期ビジョン実現を優先できているかどうかです。
これが簡単な公式です:
方程式のいちばん最初に出てくるビジョン・トラクションシートは、シンプルなたった2ページのビジネスプランのことです。
ビジョン•トラクションシートは、組織はどこへ向かうのか、そしてどのようにそこにたどり着くのかというビジョンを表しています。
最も重要なことに焦点を絞り、気を散らすもの、一見魅力的に見える誘惑、「キラキラしたもの」を減らし、排除するために作られます。
ビジョンは、関係者がいつでもどこでも見ることができないといけません。
EOS One(EOSのソフトウェア)は、
あなたのビジネスがこれまでどうだったか(過去)、
今はどこにいるか(現在)、
そしてどこに向かっているのか(未来)
をチーム全体がいつでも見ることを可能にします。
無料でスタートできます。
方程式の二つ目の部分は、実際により大きな善(ビジョンの実現)を達成する可能性や、スピードを何倍にもするものです。
それが「純粋な配慮と関心」です。
あなたのすべての言葉、行動、振る舞いは、他者への純粋な配慮を示したり、「愛情を込め」られていなければなりません。
つまり、あなたが人にこうして欲しい、と望むようにあなたも人を扱わないといけないということです。
整理すると、このように定義された、より大きな善(組織のビジョン達成)への貢献は、私たち全員が毎日できる最高で最善の仕事なのです。
なぜなら、より大きな善に貢献するということは、人々をケアすることを意味するからです。
私たちがメンバーをケアすると、彼らは週単位のtodoの90%以上を完了してくれ、四半期ごとの石(最優先事項)の80%以上を達成、そしてビジネスに望むすべてを得ることに関心を寄せてくれます。
私たちは皆、より幸せな生活を送り、一緒に行う仕事を楽しむことができます。
しかし、より大きな善(組織のビジョン達成)への貢献が個人のニーズと相反するように感じられる時はどうでしょうか?
チームに「正しい人」(コアバリューを共有している人)がいるが、その人のスキルセットに合う適切な席がなく、去ってもらわなければならない場合はどうでしょうか?
その人にどのように奉仕すればよいのでしょうか?
その人の退職は会社にとって最善のことを犠牲にすることにはならないのでしょうか?
ここで創造性と忍耐力が重要になってきます。
彼らの経験に基づく適切な席がない、または席が彼らの能力を超えて成長してしまった場合、彼らの職務を解くことは本当に組織のより大きな善への貢献となります。
しかし、適切な席がない人は、おそらく仕事を楽しんでおらず、充実感も得られていないでしょう。
そのため、彼らが他の場所で幸せを見つけられるよう手助けすることこそが、愛情そのものなのです。
退職するチームメンバーと組織の両方にとって平和的な解決策を探すことができます。
困難で強い感情を伴う可能性がありますが、愛情と計画を持って行えば、解決は可能です。
例として、私たちは退職するチームメンバーと時間をかけて思慮深い移行計画を立て、他の雇用を見つけ、後任を訓練する猶予を与えてきました。
これが不可能な場合でも、オープンで正直、思いやりを持ち、他の機会を見つけた後もフォローアップすることで、困難な退職を和らげることができます(別の道を歩いていても、あなたのことを気にかけていることを示すのです)。
以前のチームメンバーが後に、困難な決断を下す勇気を持ってくれたことに感謝してくれたこともありました。
彼らは情熱を傾けられる対象を見つけ、生活の質を向上させられていたからです(私たちが彼らを促さなければ、その変化は起きなかったかもしれません)。
ビジネスの文化は、より大きな善(組織のビジョン実現)を念頭に置いて育まれます。
そうでなければ、あなたが奉仕、貢献すべきビジネスなど存在しません。
よく意図された配慮があれば、人の課題への対処は、個人的な利益と中核的なビジネスの両方に良く貢献することができます。
必要なのはたった一つの中核的な要素です。それは「勇気」と呼ばれます。